TKMA’s diary

手遅れになる前に、世の中を変えないといけない、とずっと考えている40代半ばの2児の父です。こちらのブログには、自身のフェイスブックに書いた文章を保存・閲覧することを目的にしています。

実現のために、最初にすべきこと。

実現のために、最初にすべきこと。
 
2017年も最後の日を迎えましたね。
皆さま、この一年は、どんな年だったでしょうか。
 
私は、本当にいろんなことを学んだ年でした。
様々な社会課題を目の前にしながら、何もできないでいる自分。
 
そんな自分に意味が見出せないと感じたこともありますが、そうではないのだ、ということも、わかりました。
 
先日、あのウーマンラッシュアワーのネタと、その後のインタビューで、「なぜ欧米とちがって、日本では政治を笑いのネタにすることは難しいのか」という村本さんの話しがありました。
 
その答えはこうでした。
「笑いは、日常のあるあるの中から生まれる。日本人は政治のことをタブー視して日常的に会話しないから、あるあるにならない。そこにいちばんの問題があるのだ」と。
 
目からウロコが落ちるようでした。
私はこのインタビューを、来年、高校生になる息子と見ていたのですが、
これがきっかけで、これからの世界について、彼とだいぶ深く話しました。
 
そこで、ふと気付いたのです。
息子の意識レベルが、いつのまにかこんなにも深くなっていることに。
 
そして、わかったのです。
それは、普段から私が彼らにこのことを話しているからなのだ、と。
選挙のこと、原発のこと、戦争のこと。
私はたくさん子どもと話します。
 
そのことが、実は、次の世代に想いを受け継ぐことに繋がっている。
 
つまり、こうして、たくさん話すことこそ、もっともプリミティブな行動なのだ、と。
 
だから、私は発信をつづけるべきなのだと、思ったのです。
 
私は基本的に、ただ社会を風刺したり、誰かを責めるために発信しているのではありません。
 
本当に世の中を変えなくてはいけないと、思っているのです。
 
だから常に私の発信のゴールは、誰かが「そうか、それならやってみよう!」という気持ちに、ほんの少しでもなってもらうことです。
 
人は自分で気づかなければ変われないものなわけですが、それでも、それまでに目にしていたものは無意識に頭の中に入っていて、
いつか自分が開眼したときに、「あのとき読んだあれは、このことだったのか!!!」と振り返り、思いを強めるものです。
 
そのとき、改めて戻れる場所として機能するためにも、
発信し、それを残しておくことは意味があるのだと思っています。
 
 
2017年の最後の日に、今年の締めくくりとして皆さんと共有したい言葉があります。
 
ジョン・レノンの歌、ハッピークリスマスの中に出てくる、有名な言葉。
 
WAR IS OVER.
 
この言葉のポスターやグラフィックを見たことがある人も、きっと多いですよね。
 
私が伝えたいのは、この言葉そのものではなく、
その下に、ものすごく小さな文字で書いてある、もう一行の方です。
 
そこには、こうあります。
 
IF YOU WANT IT.
 
とてもとても小さな文字ですが、
より大切なことは、目立たないように、ひっそりと存在するものなのだと思います。
 
「君が望めば」
 
なんと深く、本質的な言葉でしょうかね。
でも、本当に、この一言に尽きるのだと思っています。
 
未来なんて、決まったものはないのです。
起きてしまった過去は変えられなくても、
未来は、すべて自分の意志で変えることができます。
 
だから、未来はすべて、自分次第です。
 
私たちには預かり知らぬ大きな力が、私たち自身の命の命運を握っていると思いますか?
私は、そうは思いません。
 
地球規模で起こる世界大戦ですら、私たち一人一人は止めるチカラを持っています。
それが現実です。
 
そういう一人が、実際に何億人もこの星に生きているのに、本来、戦争が起こるはずがないのです。
 
抵抗できない未来などない。
変えられない未来など、ないのです。
 
もし、それが変えられないという理由があるとするなら、それはたったひとつ。
「変えたい」と望む力が、まだ弱いから。
あるいは、「変えられる」とまだ信じきれていないから。
 
それだけです。
 
でも、真実は、ひとつです。
YOU CAN DO IT, IF YOU WANT IT.
 
望まないのに夢をかなえた人は、人類の歴史の中に、まだ一人もいないでしょう。
まずは「望む」ことが実現への第一歩であることは、確かです。
 
望むことから、始めてみればいいのです。
できることは、それだけなのですから。
 
 
戦争の話をしましょう。
 
そもそも人は殺し合いをしたくはないはずですね。
それでも、殺し合いが終わらないのは、なぜか。
戦争が終わらないのは、なぜか。
 
なぜその戦争が起きたのか、という理由は様々ですが、終わらせられない理由は、
ただたんに「仕方ない」と受け入れてしまっているからです。
 
あるいは、憎しみという一時の感情に、人格全体を支配されてしまっているからです。
 
けれど、あなたが戦争をしたくないとき、
敵軍も、実はできれば戦争はしたくないのだ、
ということを、わかってみるべきです。
 
ではどうして、戦争したくない者同士が、
戦争をしなければならないのでしょうか?
 
ナゾじゃないですか?
 
終わらせる勇気がないからでしょうか?
馬鹿げたことを、「馬鹿げている」と言う勇気ないからでしょうか?
 
自分や、他人の命の価値よりも、己の大義名分の方が大事だと思ってしまうと、
いや、厳密には、そう錯覚してしまうと、かな?
争いは自我の欲と結びついて、終わりにくくなってしまいます。
 
けれど、本当に本当に望んでいることは、なんでしょうか?
 
大切なことに優先順位をつけたとして、そのいちばん最初にあるのは、いったいなんでしょうか?
 
そこに、ただ素直になればいいのです。
勇気を出して。
そのとき、周りからどう見られるか、とか、そんなことを気にすべきではありません。
 
 
皆さんは、本当に大切だと思っている人と
何かのまちがいで喧嘩をしてしまったとき、どうしますか?
 
とても大切な人です。
 
あなたは本当は、その人と、笑顔で過ごしたいのです。
 
でも、意見が衝突し、互いに引くに引けなくなって、意地の張り合いになってしまったとします。
 
あなたは、どうしますか?
 
私はそういうとき、「本当の望みはなんなのか?」ということに、立ち戻るべきだと思っています。
 
大切な人と過ごす時間は、ケンカよりも、笑顔でいる方がステキに決まっています。
 
ケンカしていても、笑顔でいても、同じだけ時間は過ぎ去ってしまいます。
 
我々の生きている時間は限られていて、いつか必ずやってくる「終わりの時」にむけて、人生の砂時計はサラサラと淀みなく流れています。
 
こうしている今も。
 
だから、私は、仲直りがしたいと望みます。
可及的速やかに。
なぜなら、それが、本当は相手も望んでいることだと、わかっているからです。
 
なので、仲直りをすることを提案します。
「仲直りする」というプロジェクトの前では、
それまでの自分の主張など、まったくたいしたことではなく、
仲直りを実現することの方が、優先順位が圧倒的に高いのです。
 
そのとき、相手とまず共有すべきことは、
お互いに、今の状況を望んでいないということ。
そして、本当の敵は、「ケンカをしている」というこの状況そのものなのである、ということ。
 
こうなると、我々は、このケンカの状況を変えるという同じ目的を持ったプロジェクトを達するためのチームメイトになることができます。
 
対立構造そのものと対立するために、手を組むことができる。
 
本当に、そうなります。
 
この行動の根元にあることこそが、
実は、先程紹介した、
IF YOU WANT ITなのです。
 
人は中々、自分の本当の望みに対して素直になれないものです。
 
でも、その壁を勇気を出して超えてしまえば、実はものすごくシンプルなことなんですよね。
 
望む力が弱い人は、諦めてしまうのが早かったり、ほかの人が望みを持って行動することに白けた態度をとって、邪魔しようとしてしまうこともあります。
 
でも、そんな行動も、すべては、
「本当の望みから目を背けている」だけ。
 
それを自分ではない、誰かや、環境のせいにしているだけ。
 
それだけのことなのです。
 
 
自分にとって大切なことに素直になって、
しっかりとその実現を望むこと。
 
これは、誰にでもできることです。
戦争がなくなることを望む一人が、
70億人いたら、戦争が終わらないわけがない。
 
「戦争は終わる。君が望めば。」
 
来年は、これまで以上に、「強く望む」一年にしたいと思います。